30歳くらいから15年以上休止していた音楽活動を再開してからずいぶん時がたちました。
再開してからは、一つの音楽形態にこだわらず、可能性を求めてあれこれチャレンジしていました。
その一つが12年前に行た、コンテンポラリーダンサー山賀ざくろ氏とのコラボレーション。
この1回だけのスペシャルなライブでした。
はたしてコンテンポラリーダンスとはいかなるものなのか？
思い描いたものを感性で体を使って表現するのか。
私自身は即興演奏のセッションに何回も参加した経験がありました。
実際の練習では、ストーリーを考えイメージに合った曲を作り（組曲）、時空間をコントロールするという緻密な計算をして作ります。
その作り上げたものを、それぞれのインスピレーションで自由に表現するというものでした。
完璧に作り上げたものを壊す、という表現が近いかな。
ライブでは予測のつかないダンサーの動き、それを感じ取り音に乗せる。
演奏からのインスピレーションでダンスが展開する。
さらに照明という演出も加わっていきます。
観客の反応も乗せていきます。
そんな45分のパフォーマンスでした。
私はこの時期から、EUB（エレクトリック・アップライトベース）の表現の可能性を追求し始めていました。
コントラバスのエレキ版です。
新しいコンセプトの楽器も登場していました。
今でも継続して独自の表現のあれこれ求めています。
この一回きりのパフォーマンスを、３台のカメラで撮ったライブの動画が古いハードディスクから出てきました。
時間を作って編集作業をしたいですね。
