残念！
私の最も好きなカーデザイナーの一人、マルチェロ・ガンディーニの死去をネットニュースで知りました。
日本では大きく報道されることはありませんでした。
享年84歳。
名前は知らなくても、彼の作品を知っている方は多いのではないでしょうか。
超有名なところではランボルギーニ・カウンタックでしょう。
スーパーカーブームで、あこがれた世代の方も多いと思います。
あまりにも個性的で、当時好きになれなかったスポーツカーファンがいたことも事実です。
ジャーナリストの間でも賛否が分かれていたのを思い出します。
それだけインパクトが強かったのでしょう。
非現実と現実を結びつける独創的な発想のデザインが多く残されています。
自動車というものが自由にデザイン表現できた60年代～70年代。
空力の考え方も様々なチャレンジがなされていました。
実は、私の所有する、アルピーヌルノーV6ターボのインパネや内装デザインもガンディーニのものです。
直線を基調としながら、スポーティーとエレガントが融合した素敵なデザインです。
工業製品の自動車。
人と荷物を運ぶという本来の役割があります。
その工業製品にデザインという付加価値が求められ、たくさんの名車が誕生しました。
古い自動車雑誌のマルチェロ・ガンディーニ特集でも読みながら、ガンディーニのデザインに思いを・・・
この先どんなに時がたとうとも、彼の作品は輝き続けることでしょう。
