ちょっと真面目な話。
ここ数年、自動車製造で話題になっているワードです。
シートや内装に使っているレザー(革)を、動物愛護の観点から使用を控えようという動きです。
バッグや家具などのインテリア、馬具、洋服関係のジャケットや靴、ベルトなどにも及んでいます。
犬の訓練でよく使われる、革製のリードはどうなるのかな。
天然素材の本革のものは、使い続けることで風合いが変わり、馴染んでくる、という魅力があります。
手入れをすることで長い年月、使い続けることも可能です。
長く使えば、エコの観点からもいいと思います。
人類が生活の中で革を使いこなすことで、多様な豊かさを得てきました。
『レザーフリー、アニマルフリー』
自動車メーカーもこの流れを取り入れいろいろ工夫しています。
『ヴィーガンレザー』と呼ばれる人口素材を使ったり、再生したレザーを使ったりもしています。
人口素材を大量生産、消費することによって、CO2の排出量が心配になってきます。
そのへんは、どうなのかな?
本革シートが高価格帯の自動車のステイタスだったのも、過去のものとなりつつあります。
歴史ある、英国車の伝統の職人による手作業の本革シートや内装はどうなるのか。
その技術の継承はされるのかな。
今現在、使われている革製品が使えなくなれば、革はただの廃棄物(ゴミ)になってしまうのかな。
私が所有するジャガー。
本革と天然目のウォールナットをふんだんに使った内装が、落ち着きのある空間を作っています。
素材が進歩して本革と変わらないレベルになったとしても、その自動車ならではの革の臭いを感じ取る感覚などは再現が難しいと思います。
天然素材ならではの、長年かけて使い込んだ風合いや愛着は、人間の感覚でしか価値が表せないものです。
そういえば、自動車の内装に使う天然木の使用も、自然保護(森林保護)の観点から一部では問題視されています。
近い将来、木製の家具はもちろん、木で作られている家も問題になってくるかもしれません。
動物愛護や、自然保護はもちろん大事なことです。
行き過ぎた愛護や保護にならないことを願っています。

職人の伝統の技術を感じます
